ブックレビュー

【要約】いくつになっても、『ずっとやりたかったこと』をやりなさい!やりたいことを叶える4つのツールとは?

テーマ
やりたいことを叶える4つのツール
監修
読書家

働くことを辞めた瞬間から、心にぽっかりと穴が空いたような感覚になる。

忙しい時間が無くなり、空虚感に包まれる。

「定年退職後」には、どのような問題が待ち受けているのでしょうか。

本書は30年以上もの間読まれ続け、世界40ヵ国で翻訳されているベストセラー本です。

自身の心との向き合い方、やりたいことの見つけ方が紹介されています。

人生の「これまで」の意味と、「これから」の可能性を探る本。

定年退職というのは、誰もがいずれは通る道です。

すべての、ビジネスマンにとって有益な情報となるでしょう。

ぜひ、お楽しみにっ!

 

【著書情報】

タイトル いくつになっても、『ずっとやりたかったこと』をやりなさい
著者名 ジュリア・キャメロン
出版社 サンマーク出版
ページ数 460ページ
発売日 2022/7/27

【章立て】

第1章 もう一度『驚き』に火をつける

第2章 もう一度『自由』に火をつける

第3章 もう一度『つながり』に火をつける

第4章 もう一度『目的意識』に火をつける

第5章 もう一度『正直さ』に火をつける

第6章 もう一度『謙虚さ』に火をつける

第7章 もう一度『回復力』に火をつける

第8章 もう一度『喜び』に火をつける

第9章 もう一度『動き』に火をつける

第10章 もう一度『活力』に火をつける

第11章 もう一度『冒険心』に火をつける

第12章 もう一度『信頼感』に火をつける

 

 

仕事を引退した後に生まれる問題

リタイア後の悩み

定年退職を迎え、自由時間が増えることで、悩みが発生します。

社会とのつながりが薄れ、自分だけ取り残されたような感覚になります。

有り余る時間から、将来への不安、過去の後悔が押し寄せてきます。

最悪の場合は、「うつ」になってしまう人もいるほどです。

 

会社員として、大きな肩書きを持っていた人ほど、つらい現実を受け入れづらくなってしまいます。

上場企業の専務だった頃は、みんながチヤホヤしてくれ、丁重に扱ってくれました。

でも今は、何もやることがなく、何の生産性もない。

このように感じ、抜け殻になってしまうのです。

マイナス思考は、どんどん加速。

中途半端な人生を過ごしてしまったのではと、自己嫌悪に陥ってしまいます。

何もやる気が起きず、無気力な日々を過ごすようになります。

 

これが、リタイアした人たちに、共通して直面する問題。

あくまで、仕事から引退しただけで、人生から引退したわけではありません。

第2の人生として、どのような未来にしていくのかが重要なのです。

自分の心と向き合っていく

悩みから抜け出すためには、自分の心と向き合っていく必要があります。

あらゆる悩みを、解決してくれるのが「創造性」です。

「創造性」は、自身の内側にあるもの。

内側に何があり、何をしたいのか浮き彫りにしていく必要があるのです。

正面から向き合い、見つめ直していかなければ、解決していきません。

 

▼おすすめ記事▼「【要約】『決断力』|将棋界の伝説・羽生善治氏の名著!」を紹介した記事はこちら↓

人生を豊かにするための4つのツール

今から紹介する4つのツールを取り入れることで、心と対話できるようになります。

自分の内側を見直すキッカケとなり、やりたかった願望に気づいていきます。

順を追って、解説していきます!

モーニング・ページ

毎朝、日記をつけることで、やりたい事が見えてきます。

モヤモヤした状態を取り除くことができ、思考がクリアな状態で1日がスタートできます。

「モーニング・ページ」には、明確なルールがあります。

  • 朝一に行う   (朝ごはんを食べる前)
  • 手書きで書く  (パソコンはNG)
  • 3ページ書く  (思考が整理される)
  • A4の紙に書く (小さい用紙だと、思考の幅が小さくなる)

「手書きで書くこと」、についての補足です。

パソコンだと入力スピードが早くなるので、推奨されていません。

パソコンでの日記は、F1カーに乗って、風景を見るようなもの。

早すぎて、思考が追いついていかないのです。

手書きにすることで、自分の思考とじっくり向き合うことができるようになります。

アーティスト・デート

「週に1回、1時間」、新しいことに挑戦してください。

新しい思考が頭の中を駆け巡り、見たことのない自分に気づけるようになります。

今まで、経験したことでなければ、何でも良いです。

「時間があったら、~したいな!」

「昔は、~したいと思ってたな!」

と胸に秘めていることを、実践していきましょう。

 

経験を通して、新たな自分を発見できるようになります。

続けていくうちに、様々な、インスピレーションが湧き上がってきます。

どんどん、視野が広がっていくのを実感でき、日常にハリが生まれます。

ソロ・ウォーキング

「ソロ・ウォーキング」とは、1人散歩のこと。

週2回、20分で良いので、散歩してください。

ポイントは、単独で散歩すること。

妻や、子供とはNGです。

スマホをいじりながらというのもダメです。

1人で散歩することで、内省の時間を持つことができます。

自分の内側から、ひらめきが生まれ、シンクロニシティを感じることができます。

▼シンクロニシティとは?

自分が思っていることが、たまたま何らかの形で現実的になること!

【例】

  • 「連絡しようと思っていた人から、偶然連絡がくる」
  • 「会いたいと思っていた人と、突然出会う」

世の中には、雑音が多いです。

テレビや、SNSなど、心と向き合う妨げになっています。

ボーっと散歩することで、自分の内側に気づき、余白を作ることができます。

メモワール

「メモワール」とは、過去を思い出し、振り返ることです。

これを行うことで、どのような人生を歩んできたのかが明確になります。

 

まずは、自身の年齢を12分割してください。(60歳であれば、5歳ごとに分割)

そして、順番に振り返っていきます。

5歳、10歳、15歳…と思い出していってください。

どこに住んでいたのか、何が好きで、何に夢中になっていたのか。

何でもかまいません。

「あの頃は、~だったよな…」と過去の自分が浮き彫りになります。

 

どのような道のりで、現在までいたったのか気づくことができます。

様々な経験や、挫折を乗り越えてきたことを思い出していくはず。

自然と自分が誇らしく感じていくでしょう。

過去を丁寧に振り返ることで、忘れていた願望を発見することができます。

 

▼おすすめ記事▼「【要約】7つの習慣_人格主義の回復~人生を豊かにしてくれるNo.1の書籍~」を紹介した記事はこちら↓

 

まとめ

心の声に耳を傾ける

「いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい」、いかがだったでしょうか。

4つのツールを使うことで、新しい自分に出会えます。

明るい未来は、このツールを利用することで見えてくることでしょう。

人生は、今日1日を生きることの積み重ねです。

今日を精一杯生きることで、有望な未来を創り出すことができます。

自身の心と正面から向き合い、内なる心と対話していく。

クリエイティブに生きることで、輝いた人生になっていきます。

本書は、退職後の人生について書かれていますが、あらゆるターニングポイントを迎える、全世代が取り入れるべき内容となっています。

興味のある方は、ぜひ、参考にしてください。

最後まで、読んでくださり有難うございました。

 

▼おすすめ記事▼「【要約】『ひとりビジネスの教科書』~自宅起業でお金と自由を手に入れて成功する方法~」を紹介した記事はこちら↓

 

Biz人 編集部

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