現金出納帳または小口現金出納帳、預金出納帳とは、その名の通り現金と預金の取引記録を行う帳簿です。
実際にはそれぞれが別の帳簿ですが、考え方は同じで現金や預金の出入りを発生順に記録し、実際の残高と帳簿の残高を合わせていく点が共通しています。
現金出納帳・小口現金出納帳の記録
会社によっては小口現金勘定がなく、現金勘定として一括管理しているところもあるでしょう。また、現金勘定として扱うものの中には、通貨の他に他人振出しの小切手や郵便為替証書なども含まれます。これらを、仕訳帳から総勘定元帳にそのまま転記すると膨大な量になってしまうため、この補助簿が役に立つというわけです。
帳簿には、いつ・なにに・いくらを記載し、実際の現金有高と帳簿残高を合わせます。正しく現金のやり取りができていれば差額がでることはありませんが、膨大な量の取引を扱う会社だと管理が難しいものです。1日の業務終了時に、毎日それらの残高を合わせていくことが理想です。
取引例
- 4/1 前月末の現金残高 100,000円
- 4/6 B社に商品500,000円を現金で販売した
- 4/10 切手60,000円分を現金で購入した
- 4/20 C社へ買掛金350,000円を現金で支払った
- 4/24 D社より売掛金150,000円を現金で回収した
| 現金出納帳 |
| 日付 |
摘要 |
収入 |
支出 |
残高 |
| 4/1 |
前月繰越 |
100,000 |
|
100,000 |
| 4/6 |
B社へ商品販売 |
500,000 |
|
600,000 |
| 4/10 |
切手購入 |
|
60,000 |
540,000 |
| 4/20 |
買掛金支払(C社) |
|
350,000 |
190,000 |
| 4/24 |
売掛金回収(D社) |
150,000 |
|
340,000 |
このように、発生した取引に応じて日付順に記録します。
帳簿上の残高と、実際の現金残高を都度合わせていけば、現金取引のミスを減らすことができます。
預金残高出納帳の記録
預金残高出納帳は現金出納帳と基本的な考え方は同じで、その口座内の取引を記録し、その残高を合わせます。現金出納帳と違うところは、当座借越勘定が出てくることがある点です。
会社と銀行で借越契約を結ぶことで、支払った小切手よりも口座残高が少ない時、一時的に残高をマイナスにできるのです。
とはいえ、会社の負債として扱われ借金のようなものなので、借越の状態が続いてはいけません。
また、会社によっては複数の銀行口座をもっているでしょう。そういった場合には、口座一つ一つに対し、勘定科目を設置して管理しなければいけません。
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