ブックレビュー

【要約】『エフォートレス思考』努力を最小化して成果を最大化する方法

テーマ
エフォートレス思考
監修
プチインフルエンサー

エフォートレス思考とは、そのやり方が唯一の道ではないということを考えることです。

ここで一つ有名な話をします。皆さんは「ビッグロックの法則」をご存知でしょうか?「大きな石理論」とも呼ばれ、空瓶にさまざまな大きさの石を詰めようとするとき、小さな石から入れていくと大きな石を入れるスペースがなくなってしまう。

次は同じ大きさの瓶を用意して大きな石を最初に入れていく。それから小石や砂利を入れると、ちょうど隙間にフィットして、すべての石がうまく収まる。つまり、いちばん大事なことを優先すれば、大事なことを達成できるだけでなく、他のことをする余裕も生まれるという意味です。これこそが著者の前著でもあるエッセンシャル思考ですが、この空瓶にいれる大きな石が多すぎる場合はどうしたらいいでしょうか?

エッセンシャル思考ののち、削れるだけ削った重要なことが空瓶からはみ出してしまった場合はどうすればいいのだろう?これを考えるのがエフォートレス思考である。頑張ってもうまくいかないなら、別の道を探した方がいい。エッセンシャル思考は「何を」やるか考えることでエフォートレス思考は「どのように」やるかを極める技術です。

 

 

【著書情報】

タイトル エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する
著者名 グレッグ・マキューン
出版社 かんき出版
ページ数 268ページ
発売日 2021/12/8

【章立て】

PART1:エフォートレスな精神

PART2:エフォートレスな行動

PART3:エフォートレスのしくみ化

 

 

エフォートレス思考は問題に対するアプローチを180度逆転させる

アプローチを180度逆転させるとは「どうすればもっと楽になるだろう?」と考えるアプローチです。努力と根性で突き進むのではなく、心を落ち着けて、集中した状態で問題を解決する。大事なことをやり遂げるためには2つの道があります。

①人の限界を超えて働き、力ずくで不可能を可能にする

②もっといいやり方を探し、余裕で成果を出す。

後者がエフォートレスな考え方です。では、180度逆転させた事例を紹介します。

使っていない古いプリンターをどう処分するか?

以前から邪魔に思っていたが、処分するのも面倒でそのままになっていた。ゴミに出すには大きすぎるし、業者に引き取ってもらうなら検索して日程など調整しなくてはならない。その手間を考えるとやる気が失せて、そのまま放置してしまう。そこで「どうすれば簡単に処分できるだろう?」と考えた。ふと窓の外に目をやると、工事現場の作業員が歩いているのが見えた。そこで彼に声をかけ、無料でプリンターが欲しくないかと聞いてみたところ「無料ならぜひほしい」と彼は言い、その場でプリンターを引き取っていった。たった2分で問題は解決された。

 

▼おすすめ記事▼「【要約】仮説思考|BCG流|問題発見・解決の発想法_仮説思考で仕事の効率を高めよう!」はこちらの記事をご確認ください↓

ゴールを明確にイメージし最初のゴールを最小にする

「成功したいなら、まず終わらせろ」仕事が困難になるということは、ゴールをあいまにしているからです。当たり前かもしれないが、現在行っているプロジェクトの完成イメージは明確になっていますか?さらに、その仕事を完了させるために、最低限必要な手順はなにか考えてみてください。では、最低限必要な手順をみつけた事例を紹介します。

本を片付けられない女性の話

部屋中に本が積み重なり、ソファーもテーブルも本に覆われ、生活するのが困難なほどになっていた。本を片付けるためには本棚を買えばいいだけだと思うのだが、そのシンプルな答えが見つからないようだった。

私:今ここにパソコンを持ってきたら、本棚を注文できますか?

女性:そうしたいのですが、まず壁のサイズを測って本棚の大きさを決めないと

私:なるほど、では壁のサイズを測ってみましょうか。

女性:でもメジャーがどこにあるのかわからないんです。

上記の会話から得られる最低限必要な手順がなにかわかりますか?そうです「メジャーを手に入れる」ことです。ゴールを明確にして最低限必要な手順を見つけることができれば、何事もエフォートレスに進んでいきます。

 

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問題が起こる前に解決する

なぜ多くの人は、問題を必要以上に長く我慢してしまうのだろうか。それは問題を解決するよりも、ごまかす方が手軽だからだ。しかし、長期的な視点で見ると、計算結果が変わってくる。一度だけ手間をかけて根本的に解決したほうがずっとコストが低い。これを著者は「時間管理ロングテール」と呼んでいる。もし、自分自身でちょっとしたイライラに慣れて、それが当たり前になっているのであれば、次の質問を問いかけてみよう。

①自分を何度もイライラさせる問題はなにか?

②その問題を放置した場合の年間コストはどれくらいか?

③それを解決するために、数分ですぐにステップは何か?

目標は、最小の時間で解決できる、最大のイライラを見つけることです。

 

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読書は最高にエフォートレスな行動である

読書は、最小の金額で最大の知識を得られるエフォートレスな行動です。しかし、読書をしている人はとても少ないのが事実。2人に1人は本を全く読まないというデータも存在します。とはいえ読書は良いとわかっていても読書ができない人のために本の読み方をお伝えします。

 

リンディ効果を利用する

本の寿命は、その本の年齢に比例する。本が古ければ古いほど、その本が将来にわたって生き残る可能性が高いということだ(これをリンディ効果という)。だから本を選ぶときは、長く読まれている本を優先するといい。つまり、古典を積極的に読んでみよう。

 

吸収するために読む

読んだことはあるのに、まったく思いだせない本がある。逆に、全部読んだわけではないけれど、ある章やセンテンスがすっかり自分の一部になっている本もある。ただ「読了」を増やすためだけに本を読むのはもったいない。本に心から没頭すれば、まるで自分がその体験をしたかのように、自分自身を変えることができるのです。

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おわりに

まず、前著であるエッセンシャル思考をもとに、やるべき仕事(こと)をひとつに絞りましょう。次にエフォートレス思考を使って、そのひとつのゴールを明確に決め、一番簡単にできることを探すのです。そうすれば結果は勝手についてきます。ぜひ2つの思考法を身につけ、仕事やプライベートに生かしてみてください。

 

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