①トップの熱い想い
ブランディングで1番大切なのが「トップの熱い想い」です。ブランディングの過程の中で、困難な状況に際してブレのない判断を下し続けられるのは、熱い想いを持ったトップの決断だけだからです。
ブランディングはマーケティングとは異なり、短期的な結果が出づらいので、その状況に耐えられるくらいの熱い想いが必要なのです。ちなみに、ここでいうトップというのは「社長」だけを指すものではなく、伝言ゲームをはじめる1番最初のプレイヤー全員を指します。
本書では「山形緞通(やまがただんつう)」という企業を紹介しているのですが、そのトップの熱い想いがこれです。
「本当にいいものなので、僕の代で終わらせるわけにはいかない。絶対に生き残らせなければならないんです。」
良い伝言ゲームは、熱い想いからはじまります。
②良いモノ(サービス)
良いモノは具体的にどういったものかというと、1回ではなく何度も食べたくなる(使いたくなる)ものであるのが理想です。
例えば、お土産のお饅頭をもらったとき「普通だな」と思ったとします。
それではダメです。パッケージを変更するなどすれば売れるようになります。売れるようになるのですが、それではマーケティングになってしまい1回限りでその商品は終わってしまうのです。
今、日本の市場は全方位的に飽和しています。つまり、お客様は商品やサービスを常に何かと比べて購入しているのです。
このとき、市場のなかで何も考えずに安心して買える水準を超えていることはブランディングの絶対条件。
当たり前ですが「良いモノ」しかブランドにはなり得ません。
③コミュニケーションチーム
「良いモノ」しかブランディングはできませんが、逆に言うと市場水準で70点以上の価値があれば十分に勝算が出てきます。
みなさんは、85点の商品と90点の商品を見分けることができますか?おそらく難しいですよね。
なので、70点以上の商品を自社で持っている場合は社内でブランディングをするチームを構築しましょう。
つまり「つくる」技術が70点以上あるなら「伝える」技術も70点以上にしなければならないのです。
昔は「つくる」ことだけやっていれば良かった時代がありました。しかし現代では「つくる」と伝えるの両輪体制を自社でしっかり持つことが、ブランディングの差異化要因をきちんと伝言することにつながっていくのです。
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