ブックレビュー

【要約】スタンフォード式 最高の睡眠法_不眠症を解消する方法は?

テーマ
スタンフォード式 最高の睡眠法
監修
読書マニア

睡眠の悩みを抱える人はとても多いと思います。夜なかなか寝付けない、朝起きても疲れが取れない、もっと仕事がしたいから睡眠時間を短くしたい・・・など、眠りに関する様々な悩みを抱えている日本人が多くいます。

しかしながら、そんな悩みを抱えているにも関わらず、睡眠の悩みを解決する訳でもなく、そのままにしている、現状維持を決め込む人が大半です。何か対策を講じたという人でも、枕・ベッドを最新のものにするなど、物品の購入程度で終わってしまいます。

なぜ、人は人生の3分の1に近い時間を睡眠に費やしているのに、これほど、睡眠を軽んじているのでしょうか。睡眠を改善すれば、昼間、起きている時のパフォーマンスまで変わってくることがスタンフォードの実験結果からも実証されています。人生を豊かにする意味でも、ぜひ、質の高い睡眠を手に入れてください。

 

 

【著書情報】

タイトル スタンフォード式 最高の睡眠
著者名 西野 精治
出版社 サンマーク出版
ページ数 251ページ
発売日 2017/3/5

 

【章立て】

第1部:なぜ人は「人生の3分の1」も眠るのか

第2章:夜に秘められた「黄金の90分」の法則

第3章:スタンフォード式 最高の睡眠法

第4章:超究極! 熟眠をもたらすスタンフォード覚醒戦略

第5章:「眠気」を制する者が人生を制す

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

スタンフォード式最高の睡眠 [ 西野精治 ]
価格:1650円(税込、送料無料) (2023/2/26時点)

昼間のパフォーマンスを高めるためには質の高い眠りが不可欠

夜、なかなか寝付けないで、ベッドに入っても起きている時間が相当長い人、寝ても疲れが取れないという人は、眠りの本質を正しく理解できていない可能性があります。睡眠について、そもそも学校で教わっていない、そんな機会すらなかったという人がほとんどなので、それは仕方がないとも言えます。

眠る時は灯りを暗くして、靴下は脱いで、枕を用意して寝ましょう。子供のころは、これだけで眠れるかも知れませんが、歳を重ねて高齢になると、徐々に眠りが浅くなっていき、だんだんと眠るという行為そのものが難しくなってくる現実があります。だからこそ、睡眠について、正しく理解することが重要になってきます。

また、昔と違って、睡眠に関する悩みが急増している要因が「スマホ」です。夜、寝る前はゲームはしないように、と親が子供を叱ることはよくありますよね。寝る前にブルーライトなど、目に明るい光を浴びる時間が長いと、脳が興奮状態となってしまい、寝るまでに時間がかかってしまいます。

最悪なのは、寝る布団の中にスマホを持っていくことです。これがやめられない!という人もいるかも知れませんが、睡眠の質を高めることを考えると、実は良くない行為なのです。10代・20代は少しぐらいなら、どうってことないように感じられるかも知れませんが、これを毎日のように繰り返してしまうと、睡眠の質がガタガタに落ちてしまい、朝も起きられず、不登校・遅刻といったことにつながります。社会人でも同じです。

眠りを良くしたいのであれば、布団に入る時は、スマホ・タブレットを絶対に持ち込まないことを徹底すべきです。そのために、アラームはスマホではなく、置き時計など、スマホ以外の選択肢を持つことを推奨します。

▼おすすめ書籍▼「雑談の一流、二流、三流」を紹介したページはこちら↓

質の高い睡眠をとるためのポイント

質の高い睡眠をとるためには「体温」と「脳」の2つポイントがあります。

まず、体温について。人間の体温は、1日中ずっと同じ体温という訳ではありません。昼間は、身体の体温は少し高い状態で、逆に手足はそれよりも少し低くなります。そして、夜、眠たくなってくると、身体の体温は下がっていき、手足の体温は上がります。乳幼児の手足が眠くなると、すごく温かくなりますが、乳幼児ほどではないものの、成人でも体温変化は起こっています。

入眠時、身体の体温が下がるタイミングに合わせるようにして、眠ることができれば、スムーズに眠れます。そのため、「入浴」をうまく活用することが重要になります。入浴すると体温が上がります。そして、そのあと、体温がぐんぐん下がっていくので、それをうまく利用して入眠するのです。この体温を上げて、下げるというのが、睡眠の質を上げるポイントです。

脳について。人は、交感神経と副交感神経のどちらかが優位になって、活動しています。一般に仕事をしている、勉強をしている時など、緊張したり、興奮したりしている時は、交感神経が優位になっています。そして、リラックスしている時、食後などは、副交感神経が優位になっています。眠る前は、この副交感神経が優位になっているようにする必要があります。そのため、寝る直前に、まぶしい光を浴び続けたり、激しい運動をしたりすると、寝付くまでにどうしても時間がかかってしまうので、そういった行動は避けるようにしましょう。

入浴後には、できるだけスマホなども最小限にして、できるだけ頭を使わないような、リラックスできる行動を取るようにすると、より良い睡眠をとれるようになります。

日本人が実践するべき最高の睡眠法

質の高い睡眠を取るためには、実際にどのように行動すべきなのかを見ていきましょう。

まず1つ目のポイントとして、入眠の90分前に入浴を済ませた状態でいるようにします。そのためには、入浴後、約90分後に眠れるように、うまく時間を逆算して、お風呂に入るのがいいと言われています。スタンフォード大学の実験データによると、入浴によって、身体の体温がおよそ0.5度上がっていました。そして、この上がった体温は上がった分だけ大きく下がろうとする性質があります。これによって、入眠時に必要な体温の下降がより大きくなり、熟眠につながります。

もし、90分なんて、そんなに時間は取れない!という人は、ぬるい入浴かシャワーがベストです。この場合は、眠りの質は少し落ちますが、90分より短い時間で眠りにつくことができます。

2つ目のポイントとして、眠る直前には、脳を副交感神経が優位になる状態にします。そのために、単調な状態(モノトナス)にすることが、眠るための脳のスイッチとなります。例えば、新しく聞きなれない音楽よりも、いつもの聞きなれた音楽をかける。テレビも本も刺激が少なく退屈なものが良いとされます。そのため、スマホは危険です。注意しましょう。

また起床時、アラームは2つの時間でセットすることが良いとされています。個人差はあるものの、人はおよそ90分サイクルで眠りの周期を繰り返しています。朝方に近づくにつれて、ノンレム睡眠が減り、レム睡眠が増えます。ただ、この90分というサイクルは個人差があるのと、それほど規則的ではないため、起床するときに、ある程度、余白(ウィンドウ)をつくる方法が有効なのです。手順は仮に7時に起きるとした場合、6:40と7:00の2つ時間にアラームをセットします。

1回目のアラームは「ごく微音で、短く」セットするのがコツです。ノンレム睡眠は深い眠りで、レム睡眠は浅い眠りです。睡眠はこの2つを交互に繰り返している訳ですが、ノンレム睡眠(深い眠り)中に起きてしまうと、寝覚めが悪いなどと言われます。レム睡眠中に起きるのが理想です。上記の、2つのポイントでセットする方法なら、最初のアラームが鳴った時に、ノンレム睡眠中だったなら「悪い目覚め」を回避でき、レム睡眠のときに起きられる確率が増えます。

まとめ

いかがだったでしょうか。ここで紹介した内容は、本書の一部をわかりやすくお伝えしたに過ぎません。最高の睡眠を実現するための知識・テクニックがふんだんにつまっている本書を実際に手にとって、お読みいただければ、更なる発見があります。質の高い睡眠が取れるようになれば、昼間のパフォーマンスにも良い影響を与えるようになり、人生も変わるかもしれません。ぜひ、良い睡眠を手に入れてください。

Biz人 編集部

「明日の仕事の役に立つ情報を、一人でも多くの人に提供したい」そんな思いで運営しています。ご自身のご知見・ご経験を世の中の役に立たせたいとお考えの仲間を募集しております。

人気Articles

  1. ペルソナ分析のやり方・方法は?フレームワークやステップをわかりやすく解説

  2. 色んな種類がある「引当金」の意味とその役割について

  3. 前受金・前払金・前受収益・前払費用を覚えよう!

  4. マーケティングの基本をわかりやすく解説!標的顧客(ターゲット顧客)の考え方は?

  5. 「消耗品」と「備品」の違いは?具体的な例をあげながら詳しく解説!

  6. D2Cとはなに?鍵となるマーケティング戦略についてわかりやすく解説!

  7. これからの広告と新しいマーケティング戦略とは?消費者により寄り添う戦略についてわかりやすく解説!

  8. 前払費用とは? 間違えやすい勘定科目や仕訳方法についてくわしく解説

  9. 継続企業の前提とその意義:企業の持続可能性と財務安定性

  10. 仮払金とは何?間違えやすい勘定科目も一挙解説!