簿記の勉強法を習得し理解できれば、高い難易度も生活に生きてくる。

筆者の場合、簿記を勉強する前と後では、見える世界が違ってきました。簿記3級では、会計の仕事に就いたり、経理マンになったりはできませんが、金銭感覚を身につける上で凄く良かったと思います。
簿記学習の前は、私にとって資産と言えば「今持っているお金」だけでした。負債も同様ですが「お金の借金」だけでした。しかし、学習を進めていくにつれ、世の中には様々な種類の資産、負債が存在することを知りました。商品券よりも現金が好きでしたが、学習後は同じ価値の資産として見ることができます。それだけではなく、時間軸も含めた見方ができるようになりました。昔は、将来まで待った方が、多くのお金をもらえると分かっていても、今すぐに、もらえるお金を重視していました。しかし、頭の中で仕分けができるようになり、短絡的に判断して飛び付くようなことはなくなりました。
簿記の世界を知らなかった時、「今ある貯金を増やす」事だけしか考えていませんでした。たとえ将来増えると分かっていても、手持ちの現金を減らす行動をするのは嫌でした。しかし学習後は、「貸付金に利子が付くなら、手元の貯金を減らし続けてでも、ひたすら貸付し続ける」というような選択を、当たり前で自然に選べるようになりました。そのため、現金だけではない、幅広い資産と言われるものが日々増えていくような行動が取れるようになったと感じています。
また、簿記の訓練をする中で「世の中にはあるものは、ほぼ簿記5要素に入る」という感覚を得たことだと思います。
ここからは、自分勝手な解釈になるかもしれません。自分が買っているもの、やっている事、これからやりたい事など、自分独自ですが、資産、負債、純資産、収益、費用のどれに当てはまるかを考えるようになっています。例えば趣味のスポーツジムです。月会費を払ってでも、将来の資産を作り収益源になる身体の健康を得れていれば、この習慣は、まちがっていないと自信を持って判断できます。
自分のやっている事は果たして「何を減らして、何を増やしているのか」というようなことを考え、見直しながら改善していくことができるようになりました。
この感覚は凄く大事で役立つちます。
最後は、マイナス的要素の費用や負債も凄く大事だと理解した事です。負債や費用を投入しないと、資産形成や収益が生まれないからです。これは避けて通れない事ですが、それでも学習前は絶対に嫌いなものたちでした。しかし、今は資産同様の価値ある大切なものだという、自然な理解ができています。
簿記の勉強を通じて、金銭感覚はもちろんですが、物の見方、バランス感覚を養えたと思います。簿記は人生の一時期に、思いっきり訓練を行うことで、その後の人生に上手な判断基準を形成してくれる学習の一つだと思います。


