働き方が柔軟になってきた今、副業をしたい、家庭を優先したい、スキルアップをしたいなど働き方を変えたいと考えている方も多いのではないでしょうか?「契約社員」は自分らしい働き方ができるひとつの方法です。しかし、言葉はよく聞くもののお給料が低いイメージがある、待遇が悪いなど、正社員との違いや待遇の違いなどについてはよく分からない方のために、契約社員とは何か、メリット・デメリット、また働きだしてから契約満了までのプロセスなどについてご紹介します。
契約社員とは?覚えておきたいマナーやスムーズな契約解除の方法
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【目次】
契約社員とは
契約社員とは一定期間の有期労働契約を結んだ社員のことです。最長で3年(もしくは5年)で契約を結びますが、一般的には1年の契約を結び毎年更新または終了を判断する会社が多いようです。
同一の企業で何度も更新している、また契約期間の最長3年(もしくは5年)を超えて勤務している場合、本人の申出により無期雇用(雇用期間に定めのない労働契約のこと)に切り替えることができます。また正社員登用制度のある会社では、勤務態度や成績により正社員に登用される場合もあり、契約社員から正社員を目指すことも可能です。
契約社員のデメリットとメリット
契約社員は正社員とは違い、働ける期間が定められています。一般的な会社では1年毎に面談があり、更新をしたい場合でも契約社員本人と雇用主の両者合意のもとで更新となります。「両者合意」が必要なわけですから、毎年「今年は更新できるかな…」と心配をしなくてはならずデメリットが大きいように見えますが、上手く使うことができれば人生を豊かにするとてもいい雇用形態にもなり得ます。ここでは、契約社員として働くメリットとデメリットをご紹介します。
デメリット① 毎年の契約更新
正社員は定年まで働ける無期雇用ですが、契約社員は毎年の契約更新があり、契約者本人が続けたいというだけでは更新ができません。雇用主が更新の際に見ているものとしては、基本的な勤務時間出勤退勤の状況、勤務態度や成果などですが、あるプロジェクトのために契約社員を雇用したという場合、仕事が完了すれば解除となるという場合もあります。解除する場合に企業側は少なくとも30日前には予告する必要があり、いきなり失業!とはなりませんが、もしものために次のプランを考えておく必要があります。
デメリット② 待遇の違い
基本的に今は正社員と契約社員での待遇の違いを無くそうという会社もよく見かけます。また給与に関しても基本給に差をつけないのが原則です。しかし、契約の際に期間と役割が決まっているため、仕事の幅は限定的でやりがいを感じづらかったり、昇給はない場合が多く、退職金は基本的にありません。
メリット① 今後のライフプランに合わせて働ける
現代では転職は決して珍しいものではなく、永久就職という考えは減ってきているのではないでしょうか?将来を考えてワークライフバランスの取れた働き方や、ダブルワーク、地方へUターンなどを考えている方には契約社員という形態はピッタリかもしれません。
企業にもよりますが、基本転勤・異動はなく契約内容によっては出勤日数を交渉できるため子育てや介護をしている方はバランスを取って働くことができます。また、後に留学や起業を考えている方はスムーズに退職することができます。
メリット② 憧れの会社で正社員を目指す
憧れの企業が契約社員のみ募集している場合もあります。新卒入社ではハードルが高い、また中途採用を行っていないという憧れの会社でも正社員登用制度があれば、契約社員として入社し自分の実力を発揮して正社員として登用されるチャンスもあります。ただ必ず入社前に正社員の雇用制度の内容や今まで登用された実績などを確認しておきましょう。
メリット② スキルを積んで転職
いずれ転職を考えている人は特定の仕事に集中して経験を積むことができます。転職の際は今までの経験やできる仕事の広さ、知識の深さが大切になります。短期間で何社も転々としている場合はきちんと説明ができなければ不利に働きますが、できる仕事の幅を広げて自身のスキルを転職の際にアピールしましょう。
働く上でのマナーと契約満了までのプロセス
契約社員として働き出した際、正社員ではないからこそ気をつけないといけないこととは何でしょうか?雇用形態が違えど、同じ会社で会社のために働くというところは皆同じです。また、雇用期間満了の際に円満に退社するための大事なマナーもおさえておきましょう。
①基本の「き」。責務を全うする
まず基本的に仕事内容が契約の際に決まっていることが多いのですが、「他の正社員の人と同様にしっかり働く」ことが当たり前ですが大事なことです。待遇や雇用制度が少し違えども、お客様やクライアント・取引先にとっては会社の立派な一員です。「これは私の業務ではないから」「すぐに辞めるから」という他人事では1年後の契約更新も危うくなるかもしれません。まずは基本に忠実に、会社の社員として進んで業務に取り組み、責務を果たしましょう。
②副業を始める前にきちんと確認を!
契約社員として働きながらも、収入面やスキルアップのために副業を考えている人も多いのではないでしょうか。副業は別の収入源を得ることで、会社に依存することなく自立できるため政府の働き方改革でも進められています。会社にバレたらどうしようと心配になるかもしれませんが、副業は全く悪いことではありません。しかし、副業を始める前に就業規則をきちんと確認するようにしましょう。不明点がある場合や、特に同じ業種の副業を始める場合は必ず上司や人事担当に相談することをお勧めします。最初にもお伝えしたようにルールに則っていれば副業は悪いことではありません。会社によっては社員のスキルアップと考え、協力してもらえる会社もあります。きちんと話し合って堂々とダブルワークを叶えましょう。
③辞める際のマナー
基本的に契約期間内の退社は契約違反となります。とくに就業して1年以内に「転職したいから」などの理由では最悪の場合損害賠償にまで発展する場合もあります。しかし、やむ終えない理由というのは誰にでもあるはずです。病気や介護、ハラスメントにあったなどどうしようもない場合の退社は認められています。また、円満に退社するために最も大切なことは、話し合いです。きちんと話合って両者納得できた場合の退社は全く問題ありません。誰に相談して良いか分からない時は、一人で溜め込まずに相談しやすい近くの人から聞いてみましょう。
また、契約を更新しない場合、基本的に”遅くとも一ヶ月前には申告”と言われていますが、企業側も後任の人を見つけ、引き継ぎをすることを考えると十分な期間ではありません。早めにわかっている場合は、企業側も準備ができるよう早め(2〜3ヶ月前)に伝えるようにしましょう。
まとめ
働き方の多様化が進み、自身の将来のプランを考えた際にも契約社員はメリットの多い雇用形態です。しかし、その会社によってルールや福利厚生の内容は様々です。よく分からない、少しでも不安がある場合に大切なことは話し合いです。契約社員のメリットを活かし、自分らしく働きましょう。



