本書のポイントは資料作成についてはもちろんですが、その他として社会人として上司や同僚部下、そして他部署などとの仕事の進め方にも一部解説されている内容があるので、資料作成メインで読んでいただかなくても価値のある一冊だと感じました。
会社員なら共感していただけると思いますが、資料作成は本当に大変です。自分で作成を進めていくと、上手い出来だと思ったとしても実際に相手へプレゼンテーションしてみると伝わらなかったりします。そうなると「何で思うように伝わらないんだ」と考え、資料作成に対して苦手意識を抱くことになるでしょう。
少しだけ物足りなかったのが、タイトルは資料作成術とあるのですが、そこまで具体的な内容はありませんでした。どちらかというとビジネス仕事術みたいな内容だったので、マニアックな資料作成術という程ではありません。だからこそ、社会人ベテランの方は読まれても経験されていることばかりが解説されていると感じるでしょう。
本書ではコロナ禍におけるプレゼン方法なども解説されていますので、初めての経験をされる方にとって必須の内容でした。何かと直接会えない合わない状況が増えてきた印象なので、テレビ会議などで打ち合わせをする機会も増えてきました。
その中で、提案が通るような振る舞いが紹介されています。
参考になる知識として「目線は下にしない」と解説されていましたが、この内容には納得しました。パソコンに内蔵されているカメラであれば特に問題ないですが、配置されている場所が下にあると、相手を下に見下しているような印象を受けるのでやめた方がいいです。その他にも質疑応答の返答は全て、決裁者に対して答えるというのも参考になりました。
提案するということは、決裁者に対して話すということであるから、如何にして納得させるかが勝負なのです。
【著書情報】
| タイトル | 【完全版】社内プレゼンの資料作成術 |
| 著者名 | 前田鎌利 |
| 出版社 | ダイヤモンド社 |
| ページ数 | 199ページ |
| 発売日 | 2022/3/29 |
【章立て】
第1章:プレゼン資料は「シンプル&ロジカル」でなければならない
第2章:スライドをつくる前に考えるべきこと
第3章:プレゼン資料を「読ませて」はならない
第4章:グラフは「一瞬」で理解できるように加工する
第5章:100%の「説得力」をもつ資料に磨き上げる
第6章:プレゼン本番は資料に沿って話すだけ



