マーケティングをいざ仕事で始めようとしていた当時の私はマーケティングの難しい分析手法や理論を勉強すると眠くなるという特徴を持っていることが発覚したので「勉強する前に始めてしまえ!トライ&エラーで勉強していこう!」と思い立ち、まずはTwitterマーケティングから始めました。
今思えば何も考えずにこの行動を選択したのは成功だったのかもしれません。実はTwitterにはマーケティングをするためのツールや機能が多く備わっており初心者が始めるにはかなり適したプラットフォームだったからです。
Twitterマーケティングは主に
- アカウントの運用
- Twitter広告
- インフルエンサーマーケティング
- Twitterキャンペーン
上記4つを主軸としてマーケティングを行っていきます。
アカウントの運用以外は初期投資に資本が必要となるため私の場合は初期投資の必要がないアカウントの運用から始めました。
Twitterマーケティングに限らずマーケティングの基本的な流れは
①市場分析
②セグメント分け
③ターゲティング
④ポジショニング
⑤マーケティングミックス
⑥実行・評価
上記を通してマーケティングを行い以降はPDCAサイクルを回していき効率を高めていきます。

当時の私の仕事を例にとると新規の事業を立ち上げるにあたってそもそも立案した事業を立ち上げるための技術力を持ちあわせている自社社員がいませんでした。任命権は私に与えられていましたがプロジェクトを立ち上げるためのチームを組織しようにも異動をしなければならないため、そんな面倒くさいことを私のような若輩者のために快く受け入れてくれるお人よしももちろん見つかりませんでした。
なのでまずば新規事業を実現するための人材を募集することから始めなければなりませんでした。つまり採用活動から始めることになります。採用市場に対してまずは①~⑤のプロセスを通しTwitterマーケティングをいざ実行することになります。
アカウントを利用したマーケティングの鉄則ですが、まずはそのアカウントのフォロワーを多く獲得しなければなりません。フォロワーが多くなればなるほどにそのアカウントの拡散力と信用力は増していき、ほしい情報は自然と入ってくるようになってきます。Twitterにおいてフォロワーとは「自分に共感してくれている人」とも言い換えられます。
フォロワーを獲得するためにマーケティングプロセスで分析した結論をもとに以下のようなアクションを実行します。
①該当アカウントを検索する
②該当アカウントの分析
③インフルエンサーの分析
③対象に対してのアクション
④ツイート
⑤ツイートの効果分析
⑥各種KPIの設定

この一連の作業が終わったらさらに評価・分析を行い、目標に対してのKPIを設定していきます。あとはPDCAサイクルを回し続け作業の効率化を図り随時修正していきます。
このような形でアカウントを運営していったところフォロワー数は1か月で約1000人、2か月後には3000人とネズミ算的に増えていきました。1日の仕事を全てTwitter運用に充てることもできないので効率化を図るために私の場合はTwitterのフォロワーを増やすためのアクションの一部を「Uipath」や「Winactor」などの自動化ツールに学習させて効率化を行いました。
結果的に新規事業を実現するためのチームをTwitterで集客した人材から組織することに成功し、プロジェクトを始めることが出来るようになりました。
自分の仕事を例にとってしまいましたがマーケティングの一連の流れは理解していただけたでしょうか。もちろんマーケティングのやり方については他にも色々なアプローチがありますが、マーケティングの大筋はこのような流れで進んでいくことになります。