損益計算書は、企業が一定期間内に得た収益と費用を対比し、最終的な利益または損失を計算するものです。
IFRSと日本基準では、その表示形式や計算方法、表示順序に違いがあります。
表示形式の違い
日本基準
一般には単純な形式が使用され、収益と費用が列挙され、最終的に税引き後利益に至ります。
IFRS
「機能別」または「性質別」のどちらかの形式で表示します。
機能別では、売上原価、販売費及び一般管理費等の項目が必要とされ、性質別では、人件費、減価償却費、利息費用等の項目が必要とされます。
計算方法の違い
日本基準
通常は売上高から直接的な費用を差し引いて粗利益を求め、一般管理費や営業外収支を計算に加えて税引き後利益を求めます。
IFRS
営業利益を明示することが求められます。
営業利益は、売上高から売上原価や販売費及び一般管理費を差し引いたものです。
その後、金融費用、株式による支払い、投資関連の利益・損失等を計算に含めて税引き後利益を求めます。
表示順序の違い
日本基準
売上高から順に費用を引き、最終的に税引き後利益を表示します。
IFRS
営業利益を先に表示し、その後で金融費用等を差し引いて税引き後利益を表示します。
このような違いは、それぞれの基準がどの情報を重視するかによるものです。
日本基準では一般的な企業活動の流れを示し、IFRSでは企業活動の各部門のパフォーマンスを評価するための情報を提供します。