経理/簿記試験

「事務処理に時間がかかる!」そんな悩みを解決!経費精算に効率化する方法

テーマ
経費精算に効率化する方法
監修
経理部長補佐


月末の締め日から経費精算の提出期限まで、経費精算の紙やデータが経理に集中します。こんなとき、目の前の書類がありすぎてなにがなんだかわからなくなって困っていませんか?

経費精算は1件当たりの作業時間を縮めるとともに確実なチェック行うことが重要です。そして間違いを見つけたら現場担当者に早めに問い合わせを行う必要があります。

経費精算は、会社の費用を立替払いをした従業員にお金を返却する、という役割以外にその支払った月の費用を会計ソフトに計上するという役割があります。

もちろん従業員にお金を返すのも大切な業務ですが、どちらかというと会計ソフトに費用を計上することが重視されます。月次を締めてから、経営者にその月にかかった収益とコストを報告するので、計上が漏れると嘘の数値を報告することになります。基本的にはこれは許されません。そのため、経理は正しい数字を会計ソフトに計上するために奔走して経費精算を集める必要があります。

その費用発生月の経費を取り込むためには、締め日までに経費精算の再チェックまで終わらせることが重要です。(再チェックについては後述します)

これから紹介する手順でやっていただければ、きちんとその月の費用を取り込むことが可能です。正直、経費精算苦手…。という方も、この手順を覚えて何度も練習していけばきっちりと締め日に費用計上を済ませることができるようになります。

では、まずは経費精算の具体的な工程からご紹介します。

締め日までに4工程を終わらせる

経費精算は締め日までに下記の4工程をやることで終わらせます。

  • 工程①回収
  • 工程②チェック
  • 工程➂差し戻し
  • 工程④➂の再チェック

工程④まで迅速に終わらせる必要があります。回収が遅ければチェックも遅れますし、チェックが遅れてしまえば差し戻しも遅れます。さらに注意すべきは工程➂差し戻しっぱなしにしてしまうことです。工程④を忘れて締めてしまうと費用の計上漏れが起こります。費用の計上漏れが起こらないようにこのすべての工程を把握して経費精算を行いましょう。

書類やデータを回収する

経費精算の書類やデータの回収は定めた提出期限までに徐々に集まり始まります。

手元に届いた書類は、届いた順から処理をしていきましょう。ただし、間違いやミスが多い人があらかじめわかっているのであればその人を優先してチェックすると効率よく作業できます。

また、経費精算の締め日以降に本来提出しなければいけない月の経費精算をもってくる人がいます。おっちょこちょいだったり、時間にルーズだったり、忙しい人にありがちです。こういう場合は、提出期限のアナウンスを行うと提出漏れを防ぐことができます。メールや社内イントラなどで提出期限一週間前や提出期限当日の朝などに行うと効果的です。

チェックして間違いは早めに発見する

チェックは、可能な限り最初にチェックをする人が間違いを発見するほどいいです。

  • 申請→上長承認→経理チェック①→経理チェック②

などのフローで経費精算を行う場合、上長が間違いに気づいて差し戻しをするのと、経理チェック②を行う人が間違いを見つけて差し戻すのであれば上長が間違いに気づいて差し戻しを行う方が早いです。

しかしながら、上長は経理的なことはわからない場合が多いので、経理チェック①でミスを発見して差し戻すことが理想です。最初の経理チェックで間違いをみつけることができると効率的に経費精算は締まります。

間違っていたら差し戻しか修正する

経費精算が間違っていた時の対処法は2点です。

  • 何度も繰り返しそうなミスであれば再発防止の意味で差し戻し
  • こちらで修正しても問題ないミスであれば修正

時間との兼ね合いやミスの重要性でどちらにするか判断しましょう。再発防止の意味で差し戻しが理想ですが、期限までに戻ってくる可能性が低ければ費用計上を優先して経理側で修正して、修正する旨をメッセージで残しておくなどの工夫をしましょう。

連絡方法は内線かメールかチャットか、一番連絡がつきそうな手段で臨機応変に問い合わせを行いましょう。

メールの場合

メリット

  • あればあちらの都合のいい時間に見てもらえるので業務の邪魔にならない
  • 比較的、時間を気にしなくてもいい

デメリット

  • 文章を作るのに時間がかかる
  • 問題が複雑な場合は文章だけでは伝えきれない

などの特徴があります。

電話の場合

メリット

  • 急ぎの場合には即解決できる
  • メールよりも短時間で済む
  • 不在の場合は折り返しを頼める

デメリット

  • 相手の仕事を中断させてしまう
  • 不在の場合は、あらためて電話するかメールに切り替えるかなどの判断が必要

などのメリット・デメリットがあります。今の時代は社内で使ってるチャットがあるので、そちらのほうがより手軽に連絡できる場合はこちらを使ってもいいです。

同じフロアで近くにいる場合は足を運んで聞きに行くとより確実です。

相手によって出やすい連絡ツールも違うので、コミュニケーションをとる機会がある相手であれば普段使いやすい連絡ツールについて聞いておくとスムーズに業務を行うことができます。

再チェックをする

一番大事なのは、差し戻ししたものを再チェックすることです。差し戻しはしたけどそのまま放置してしまい、差し戻しをした相手も差し戻されたことに気づかず、費用計上が漏れてしまったなどということが起こらないように気を付けましょう。

差し戻した相手のリストを作ってもいいですし、経費精算の社内システムで差し戻したものを確認できるのであれば逐次確認しましょう。差し戻したのが紙なのであればコピーをして手元に残しておくなど、あとで戻ってきているかのチェックができるといいでしょう。

まとめ

4つの工程を意識すること、可能な限りどの工程も余計な時間をかけずに迅速に行うこと。このふたつが締め日までに経費精算を効率的に行うコツです。

Biz人 編集部 経理応援隊/簿記応援隊

経理実務や簿記の試験対策に役立つ知識を提供します。

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