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これからの広告と新しいマーケティング戦略とは?消費者により寄り添う戦略についてわかりやすく解説!

テーマ
広告とマーケティング戦略
監修
戦略コンサルタント

今後新しい未来に向けてどのようにマーケティングが変化していくのか、予測することは大事です。最近のマーケティング戦略と向きあう以前、それ以前がどのようなマーケティングの年だったのかも振り返ってみる必要があります。新しいマーケティング戦略に求められているものは、消費者により寄り添う戦略です。

関心をお持ちであれば、是非一読ください。


JPM SHOW 2021からマーケティングの流れを読みとる

JPM SHOW 2021とは、既に50回開催がおこなわれている日本最高峰のプロモーション総合展です。

このPM SHOW 2021で賞を受けた作品に共通して言えるのは、やはり今の時代だからこそ新型コロナの影響が色濃く残されています。2021年、賞の中心に位置づけられたマーケティング概念とは、「非接触性」「SNSを活用したマーケティング概念」です。

そして、マーケティング戦略の目線は、直接新型ウイルス感染対策に対して向いています。

非接触のマーケティング戦略とは

2021年大きなマーケティング戦略のキーワードとなるものは、「非接触」です。現在に至りまだ新型コロナが収まった訳ではありませんので、同様にして非接触というワードと向きあうことにはなるでしょう。

JPM SHOW 2021で受賞したものには、以下のような販促があります。

三ツ矢の日リモート接客売場演出キット

まず、「三ツ矢の日リモート接客売場演出キット」について解説します。

三ツ矢の日リモート接客売場演出キットは、アサヒ飲料の三ツ矢サイダーの販促です。この戦略では、独自開発のアバターがお客様に対応し、同時に社員たちがリアルにリモートで接客します。

この会社では、実際に今までもお客様と直接対応するという姿勢を貫いて来た経緯があります。また、3月28日は、「三ツ矢の日」にあたります。そのときも社員がお店の前にたち、日頃の感謝を直にお客様と触れて伝えて来ました。

それがコロナの影響で難しくなってしまったのです。しかし、そこで、2021年の「三ツ矢の日」においてもリモートを活用して販促をおこなうことにしました。実際に、このシステムは「経済産業大臣賞」を受賞しています。

このような戦略は、当然既にみなさんの頭に入っていることでしょうけど、新しい接客方法であるということをあらためて認識するといいでしょう。

ダース発見力向上キャンペーン

次に紹介するのは、ダース発見力向上キャンペーンです。ダース発見力向上キャンペーンは、森永製菓株式会社がおこなった販促です。ダース発見力向上キャンペーンでは、SNSを有効的に活用して、商品の口コミ、評判が拡散されていくことを狙う戦略です。このキャンペーンでは、掲載されている複数ある画像の中から、ダースの箱を発見してもらうWebサイトを開設しています。

社員曰く、Webサイト上でダースを見付けるのと同様にして、実店舗においてもダースを見付けて欲しいという願いを込めたということです。このWebサイトでは、難易度によってコンテンツが用意されています。また、実際にSNSで、達成出来たことに対して話しあう光景もいくつも見ることができました。

内容自体はそれ程奇抜でもありませんし、新しい戦略とはとらえてもらうことができない可能性があります。しかし、実際にはこの販促が、デジタル・プロモーション企画部門において金賞を受賞しています。

ですから、どのようなものなのかもう少し詳しくリサーチされるといいでしょう。

近未来に向かいどうマーケティング戦略が変わるのか

ここ最近では、ブランドを重視した販促が積極的におこなわれてきた経緯があります。しかし、最新では消費者に寄り添う戦略が意識されています。ブランド戦略が、あながちセールスに直接つながる戦略では段々となくなって来てしまった傾向があります。

当然お客様のニーズに対応して、戦略というものはフレキシブルに変化させていかなければならないものです。

パナソニック株式会社のオーブントースター「ビストロ」

2021年のことですが、パナソニック株式会社では、オーブントースター「ビストロ」を発売しています。

そして、この商品は日経トレンディ の家電部門にて「2021年上半期ヒット大賞」を受賞しています。

この商品がヒットした裏には、インスタグラム広告をプロモーション戦略の軸とし消費者を洞察しました。結果、商品のコアメッセージの転換に成功することができ、前回のモデルの2倍の売り上げアップを実現することができました。

b8ta(ベータ)は店内にAIカメラを設置客の動向を追跡

最新のIoT製品のβ(ベータ)テストを行いながら販売展開する店舗b8ta(ベータ)においては、お店にAIカメラを設置しお客様の動向を追跡、お客様のデータを企業に提供するということをしています。

また、商品に対してどのような不満を持っているかなどお客様の生の声をできるだけ多く集めることで、売れる商品を生み出す戦略としています。している戦略は決して新しいという感じがあるものではありません。敢えて言えば戦略は昔の時代に戻ったということも言えるかもしれません。

近未来まだまだコロナが終わった時代とも言うことができないため、非接触、そして、消費者に寄り添う販促あたりを軸として戦略をたててみるといいのではないでしょうか。

近未来・新しいマーケティング戦略の要素

近未来、新しいマーケティング戦略の要素は、非接触と消費者に寄り添う販促との複合体として考えてみましょう。そのときどのような商品が売れるのか企業側からアイデアを提供するのではありません。お客様の側にたって、お客様の声から方向性を考えてみましょう。

それは、市場調査→企画という仕組みでもいいのですが、それをおこなうには従来あまりにも時間がかかり過ぎる問題を抱えています。実は、そこには時間をかけないという大事な課題が隠れています。時間をかけないでスムーズに戦略をおこなうために、SNSが有効的に活用できると考えてください。

非接触・SNSからでも充分、お客様の生の声をリサーチすることができます。

SNSという手段は、非接触で味気ないと感じる方々もいるでしょう。しかし、新型コロナの影響で分断された社会で、人たちはSNSの中において「共感」を感じ、また求めているのです。

パナソニック株式会社のオーブントースター「ビストロ」もそれを上手くとらえた商品展開です。

仮想世界のコミュニティが活きる時代

そして、近未来は仮想世界のコミュニティが戦略として活かすことができる時代です。2021年の延長線ということになりますが、メタバースは、今後有効的ツールとなるでしょう。コロナの影響でオンラインが進行したと思っている方々が多いですが、実際にはコロナがなくても方向性はオンラインに向いていることは間違いありません。

オンラインが進行していく中で、 オフラインとオンラインをつなげたコミュニティは増加していくことでしょう。

まとめ

いかがでしょうか。今回、近未来マーケティング戦略がどのように変わるのかということについて解説しました。

2021年はコロナの影響なしに語ることができません。近未来、2021年と大きく変わるのかといえば、まだ引き続きコロナに悩まされる時代とも言うことができます。非接触の時代は、引き続き続くと考えることができます。しかし、非接触の時代が続き、お客様との距離がどんどん離れてしまい読みとることができなくなってしまう時代が来てしまったということではありません。

仮想世界でもコミュニティはつなげることができます。今、このような時代だからこそ、しっかりと顧客ファーストで戦略をたてていくべきではないでしょうか。


Biz人 編集部Biz人 編集部

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