ブックレビュー

【要約】良い関係を築くためには雑談力が重要!「雑談の一流、二流、三流」

テーマ
雑談するスキル
監修
読書マニア

職場でのわかりあえない関係を改善する方法

ビジネスにおける最も大切な対人スキルはコミュニケーション力ではないでしょうか。上司、部下や後輩、他部署の担当者、取引先や顧客などビジネスの根幹は人と人との繋がりによって成り立っています。そして、人と人とを繋ぐコミュニケーションは誰もが必ず行なっていることであり、「コミュニケーション無くしてビジネス無し」と言い切れるほどに重要なスキルでもあります。

しかし、皆さんは満足いくコミュニケーションを取れているでしょうか。多くの方がうまく話せずに良好な関係を築けていないと課題を抱えているかと思います。実は良好な関係を築くには、雑談するスキルが非常に重要だったのです。

今回は、良好な人間関係を築くための重要なスキルである雑談についてのノウハウがまとめられた本「雑談の一流、二流、三流」をご紹介していきます。

【著書情報】

タイトル 雑談の一流、二流、三流
著者名 桐生 稔
出版社 明日香出版社
ページ数 ‎220ページ
発売日 2020/3/5

 

【目次】

第1章:雑談のはじめ方

第2章:話の広げ方

第3章:聞き方とリアクション

第4章:雑談の盛り上げ方

第5章:相手の懐に入る方法

第6章:好印象の残し方

 

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良いコミュニケーションには良い雑談

冒頭でもお伝えした通り、ビジネスにはコミュニケーションが欠かせません。そして、良いコミュニケーションによって良好な人間関係を築いてビジネスを推し進めていくのです。では、良いコミュニケーションはどのようにとればいいのかというと、雑談をすることで良好な人間関係を築くことができるのです。本書では、「良い雑談によって人の心を動かせる関係性を築くことができる」と語られています。

では良い雑談とはいったいどのようなものなのでしょうか。

それは、常に会話の主題を相手にした雑談なのです。

人間というのは、自分が話したいことを話し、聞きたいことを聞くものです。皆さんも興味のない話は聞きたくないし、自分が関心のあることを誰かに伝えたいと感じると思います。その人間の本質を分かった上で、相手とコミュニケーションを取れば、自ずと相手の話したい事を聞き、相手の聞きたいことを話せばいいということが分かると思います。

つまり、相手を主題とした雑談が良い雑談ということだったのです。しかし、自分も人間です。自分が話したい事を話したいと思うはずです。何に気をつければ相手を主題にした雑談ができるのでしょうか。

本書の内容を厳選してお伝えしていきます。
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雑談のはじめ方と話の広げ方

皆さんがまず悩むのは、雑談のきっかけづくりではないでしょうか。

雑談は2つのテクニックではじめる事ができます。

・挨拶にツープラス

・毎日する事から会話をはじめる

それぞれ解説していきます。

挨拶にツープラス

ただ挨拶するだけでなく、さらに2つセンテンスを付け足して会話のきっかけをつくるということです。

では、どんなセンテンスを付け足せば良いかというと、もう1つのテクニックを使います。

毎日することから会話をはじめる

誰もが毎日することを会話のきっかけにしてみましょう。

朝起きてカーテンを開けます。顔を洗って、食事をとりながらテレビやスマホで情報収集をするでしょう。服を着替えて通勤します。この毎日必ず行う一連のルーティンにも会話のきっかけはたくさん存在しているということです。例えば、朝ごはんは何を食べてきたのか、その服おしゃれだけどどこの服なのか、テレビで主要なニュースやっていたけどどう思ったかなどなど。

毎日することから会話のきっかけを見つけてみてください。

雑談の盛り上げ方

会話のきっかけをつかむことはできたけど、そこから話を膨らますことができない方も多いのではないでしょうか。

話を広げて盛り上げるコツについてもいくつか紹介していきます。

・接続詞を用いて話させる

・考えなくてもいい質問をする

・相違点を探して、距離をつめる

・15〜30秒で話を渡す

・苦手な人には腹を見せ合う

こちらもひとつずつ説明します。

接続詞を用いて話させる

話の広げ方の前提は、相手に話させることです。

その方法として、「なぜ」を用いて話を深める、「他には」を用いて話を広げる、「それで」を用いて話を進めてみましょう。

考えなくてもいい質問をする

話を広げるためには、とにかくたくさん会話してもらう必要があります。

相手が考え込んでしまうような質問だと会話がとまってしまい、話を広げようにも広げられません。これを回避するためには、相手に考えさせない質問をすることが大事になります。

質問にも気をつけて話を進める事が大切です。

相違点を探して距離をつめる

相手の話に全て共感できる方はなかなかいないと思います。

雑談が得意な人はそのような自分との相違点も会話を広げるきっかけとして用います。

自分との考えや価値観の違いを見出し、その違いに興味を持つことで会話が広がっていきます。

15〜30秒で話を渡す

相手に話させることが大事ということは、自分の話は極力しないということです。

話を振られたら簡潔にまとめて15〜30秒で話しましょう。

苦手な人には腹を見せ合う

誰しも苦手な人というのは少なからず存在するでしょう。

わざわざ距離をつめる必要の無い相手はともかく、ビジネスの上では苦手な人ともコミュニケーションをとる必要があるかと思います。そんな時はあえて腹を見せ合う。つまり、プライベートに踏み込んだ雑談をするのです。

もちろん大前提は「相手が話したい事を話させる」ですので、相手の興味関心を見つけ出し会話を広げていきましょう。

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まとめ

今回ご紹介した本「雑談の一流、二流、三流」はタイトルの通り、それぞれの特徴を端的に表現して一流のノウハウを伝授する形式で構成されています。

今回ご紹介した内容だけでなく、好印象の残し方であるとか聞き方とリアクションの方法までかなり網羅的に書かれていてとても参考になります。

ぜひ本書を手に取って、雑談の一流となり良い関係性を築いていきましょう。

 

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Biz人 編集部

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