ブックレビュー

【要約】未来IT図解これからのキャッシュレス決済ビジネス_コロナで取り扱い店舗が増加したキャッシュレス決済。その業界をわかりやすく解説!

テーマ
キャッシュレス業界の解説
監修
読書マニア

これからのキャッシュレス決済ビジネス

街では今、様々なキャッシュレス決済をおこなう人が溢れています。

PayPay、楽天ペイ、メルペイなど、コード決済も規格が乱立し、「レジでよく見るけれど、なんだかよくわかっていない」という方も多いでしょう。

キャッシュレスの分野で、日本は他の国と比べ、遅れていると言わざるを得ません。これからの時代、キャッシュレスへの理解はビジネスチャンスを掴んだり、日常生活を豊かにしたりすることに繋がります。

『これからのキャッシュレス決済ビジネス』を読めばキャッシュレスとはそもそもなんなのか、歴史的な成り立ちと現在の状況、そして海外の先進事例やビジネスのヒントなど、包括的に学ぶことができます。

今回はキャッシュレス業界について詳しくされている『未来IT図解これからのキャッシュレス決済ビジネス』の要約を紹介します。

 

【著書情報】

タイトル 未来IT図解 これからのキャッシュレス決済ビジネス
著者名 山口 耕平 (著), 澤井 亮佑/日本美食株式会社 (著)
出版社 エムディエヌコーポレーション
ページ数 ‎144ページ
発売日 2019/12/30

 

【章立て】

第1章:キャッシュレス決済がなぜ話題になるのか

第2章:キャッシュレス決済を可能にする技術

第3章:キャッシュレス決済の構図

第4章:複雑に絡み合うキャッシュレス決済のプレイヤー

第5章:キャッシュレス決済がもたらすミライ

 

世界のキャッシュレス事情

【世界のキャッシュレス決済率(2019)】

  • 韓国:96%
  • イギリス:69%
  • 中国:66%
  • ケニア:60%
  • オーストラリア:58%
  • ロシア:58%
  • アメリカ:46%
  • 日本:20%

これはキャッシュレス推進協議会が発表した「キャッシュレス・ロードマップ2019」から引用したキャッシュレス決済率です。世界の主要な国々と比べ、日本のキャッシュレス決済率がとても低いとわかります。

キャッシュレスとは現金(キャッシュ)を使わずに決済をすることで、その種類はクレジットカード、デビットカード、プリペイドカード、電子マネーなどたくさんあります。収納代行や仮想通貨もキャッシュレスの1つの形といえるでしょう。

世界では「キャッシュレス」が注目のキーワードとなっていて、それを活用した新しいサービスの台頭や、社会問題の解決に役立っています。

一方、日本は現金信仰が根強く、海外と比べて遅れているのが実情です。

キャッシュレスをより普及させるためには、メリットをしっかりと理解する必要があるでしょう。

キャッシュレスのメリット

キャッシュレス化することで、消費者としてどのような恩恵を受けられるのでしょうか。それを理解しないことには始まりません。キャッシュレスのメリットをいくつかピックアップしました。

現金を持ち運ぶ必要がない

現金の持ち運びは紛失してしまったり、盗難に遭ってしまったりというリスクがあります。特に海外ではその危険が非常に高いといえるでしょう。

そして、現金の持ち合わせがなければATMに行く手間や手数料も発生します。こうしたコストをキャッシュレスなら解決することができます。

利用履歴が確認できる

現金での支払いはデータとして記録に残らないため、必要に応じて自分でレシートを取っておかなければなりません。しかし、キャッシュレス化してしまえば、誰が・どこで・いくら使ったのかがデータとして残ります。お金の管理という点では、データ化が可能なキャッシュレスが向いているのは間違いありません。

エコ&衛生面に期待できる

意外と見落とされがちですが、現金には硬貨や紙幣などの生産コスト、資源などが必要です。キャッシュレスではデータ化するため、資源を浪費することがありません。また、キャッシュレス化することで現金に触れることがなくなるため、衛生面も向上します。

消費者のメリットだけではなく、キャッシュレス決済を導入することで店舗側にもメリットがあります。

会計ミスの防止や決済速度の向上は、売り上げに影響することでしょう。現金管理コストも抑えることができます。

日本でキャッシュレス化が進まない原因

この本では日本でキャッシュレス化が進まない原因にも言及しています。

その1つが「現金を扱うインフラの充実」です。例えば、海外では硬貨や紙幣が汚れ自動販売機が使えないということがよくありますが、日本の紙幣は綺麗で偽札もほとんど流通していません。ATMの利便性も非常に高く、いつでも現金を調達することができます。

もう1つが「治安の良さ」です。海外ではスリや置き引きなどの盗難が頻繁に起こっています。日本では財布を落としても警察にそのまま届けられることも多いでしょう。

こうしたインフラ水準と治安の良さによって、現金決済を不便に感じないということが日本でキャッシュレス化が進まない原因だといわれています。

決済は仕方なくおこなっている行為

Twitterの共同創業者であるジャック・ドーシーは、Square(スクエア)というカード決済の創業者でもあります。彼は「決済というプロセスは、商品を提供する側と消費者が仕方なくおこなっている行為である。もしもこれを省くことができたら、購買活動は商品提供者と消費者の本来のコミュニケーションに立ち戻ることができる」と言っています。

キャッシュレス化が進み、決済のプロセスが瞬時に済むようになることで、ジャック・ドーシーのいうように商品提供者と消費者間のコミュニケーションの形が変化していくのかもしれません。]

この本はそのような未来を歩むための、最初の知識を授けてくれることでしょう。

Biz人 編集部Biz人 編集部

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